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不妊去勢手術の動物病院紹介は……

PETA:OUR VIEWS Predator-Reintroduction Programs

肉食動物の再導入計画

再導入:かつてある動物が住んでいたが今はいなくなった地域に、他所からその動物を群れで移住させること)
http://www.peta.org/about/why-peta/predator-reintroduction-programs.aspx

PETAは、肉食動物の再導入計画を、多くの理由から支持しません。導入された動物は、人が作った境界を抜け出して結果的に「害獣」となり、毒殺されたり、車にぶつけられたり、銃で撃たれたりすることが非常に多いのです。脱出しようとして失敗するなかで、動物たちは鉄条網にひっかかったり、電気柵でショックを受けたりすることもあります。また、肉食動物を新しい生息地に入れると、その餌になる動物たちがそこから四散していなくなり、肉食動物の生活と行動様式は根本的なダメージを受けます。

オオカミ、クマ、オオヤマネコ、それにイノシシたちは自由で自然な暮らしをすべきです。野生動物をどこかに再導入する計画は、彼らを、捕獲されて管理されるという目にあわせます。それはどんな場合でも彼らに大きなストレスを与えるだけでなく、その果てに彼らはこの計画に腹を立てている農民たちの攻撃に出会うこともあるのです。

オオカミなどの肉食動物を捕獲し新しい地域に移送するために、動物はまず麻酔で静かにさせられます。麻酔から覚めると、彼らはなじみのない土地に放たれます。この不自然な過程は動物たちに極めて大きなストレスをもたらし、その健康と生存をおびやかします。

オオカミは、しっかり組織された群れの中で生きる社会的動物です。しかし群れの全頭を捕獲し移住させることはほとんど不可能です。そのため、移住はほとんどの場合しっかりと結びついた拡大家族を破壊し、オオカミたちに孤独や互いを恋しがる気持ち、引き離されたことによる不安、鬱状態、強い悲しみをもたらします。 移住させられた動物たちは、たいていの場合、どこで餌を捕りどこを住処にするかを見定めるのが困難です。イエローストーン国立公園に再導入されたオオカミのなかには、新しい群れから離れてしまったものもいました。なぜなら、新しい土地と人為的に作られた「家族」内の相互関係に適応することが難しかったからです。 オオカミなどの肉食動物を、これまで長い間そういう動物がいなかった環境に再導入することは、その場所に以前から住んでいたシカや鳥などあらゆる動物にとっても脅威となります。彼らは突然に、狙われ攻撃される存在になってしまうからです。

肉食動物再導入計画の支持者たちは、「自然のバランス」を回復するという考え方を信じていますが、このバランスを人の手によってむりやり押し付けることは不可能です。生態系は不断に変化しています。その変化は、もともと人類の膨張と科学技術の進歩によって促進されてきたのです。

私たち人類という種は、すでに世界の多くの地域に生息する肉食動物を絶滅させてきました。しかし、生態系は現在の状態に向かって進化し回復してきたのだということも理解しなくてはなりません。未開の地を取り戻すつもりで、いいかげんな見せかけの以前の状態を作り、動物の生息数を操作するのではなく、私たちがすべきは、今そこに生きているものの苦しみの軽減と幸福の増進に努力を集中することなのです。

アメリカにおけるオオカミの再導入計画に関する多くの記事やニュースは、人々の興味に迎合しています。つまりそれは、オオカミの不在が、私たちに自然の威厳ある部分をなくしてしまったような気持を起こさせるという考え方です。そういう観点からのリポートは、いつの日かもう一度イエローストーン公園で「オオカミの鳴き声」を聞くことを夢みますが、鳴き声が表している深い苦しみに思い及ぶことはありません。

PETA 目次
PETAについて
アニマルライツについての妥協なき姿勢
1 カゴに入れられた鳥たち
2 キャッチアンドリリースフィッシング
3 犬のつなぎ飼い
4 犬や子犬を檻に入れてしつける
5 猫の爪を取る手術
6 電気ショックを用いた犬の訓練
7 安楽死
8 野良猫
9 命を奪い取る慈善活動
10 ノーキルシェルター
11 外飼いの猫
12 いわゆるペット
13 ピットブルの繁殖禁止
14 肉食動物の移住計画
15 「信頼できるブリーダー」など存在しない
16 PETAの戦略
17 なぜアニマルライツなのか?
18 動物園
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