猫の爪を取る手術は暴力的に身体を侵す、痛みに満ちた不必要な手足切断の一種です。切られる場所は10箇所にもおよび、爪の切断だけでなく関節もまた切り取られます。その後遺症は長期間におよび、皮膚や膀胱に問題を起こし、猫の脚や肩や背の筋肉を徐々に弱らせます。
爪を取る手術は猫に痛みと傷をもたらします。そこでドイツや他のヨーロッパのいくつかの地域では、虐待の一種であるとして非合法とされてきました。アメリカの多くの獣医は爪を取る手術をすることを拒否しています。手術から目覚めた猫が激しい痛みを感じ、手足の傷が治るまで歩行困難になるからです。
爪がないと、猫は実質的に無防備となります。あるものは自分のトイレを使うのをやめます。自分がひどく弱くなったと感じて、あるものはひどくおびえて神経症になります。またあるものは、安全な家庭内から脱け出して、肉食動物や虐待する人間の格好の餌食となってしまうのです。
もし猫の爪が適切に手入れされているなら、ひっかくことは問題にはなりません。爪研ぎ用柱を用意し、どこで爪研ぎしてよいのかを辛抱強く教えれば、家具やそのほかのひっかいてはいけない物では爪研ぎしないよう学ばせることもできます。
PETA 目次 |
PETAについて |
アニマルライツについての妥協なき姿勢 |
1 カゴに入れられた鳥たち |
2 キャッチアンドリリースフィッシング |
3 犬のつなぎ飼い |
4 犬や子犬を檻に入れてしつける |
5 猫の爪を取る手術 |
6 電気ショックを用いた犬の訓練 |
7 安楽死 |
8 野良猫 |
9 命を奪い取る慈善活動 |
10 ノーキルシェルター |
11 外飼いの猫 |
12 いわゆるペット |
13 ピットブルの繁殖禁止 |
14 肉食動物の移住計画 |
15 「信頼できるブリーダー」など存在しない |
16 PETAの戦略 |
17 なぜアニマルライツなのか? |
18 動物園 |
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