PETAは「電気ショック首輪」と「見えないフェンス」に反対しています。これらは、犬が吠えたり、ある見えない線を越えたりした時に、犬に電気ショックを与える装置です。これらの装置は身体に痛みをもたらし、火傷から心臓細動にまでおよぶひどい傷害を与える可能性があります。それだけでなく、強い恐怖感をもたらし、動物によっては心理的な問題を引き起こす可能性があるのです。吠えるとか、自分の家に引かれた見えない線を越えたりという、犬にとっては当たり前の普通の行動をしたことで電気ショックを与えられる。そんな恐怖の中で犬が生活しなくてはならないなんてありえません。
電気ショック首輪や見えないフェンスで訓練された犬たちは、彼らがショックの原因であると信じるもの(例えば自転車に乗っている子供、郵便配達、隣の家の犬など)に対して恐怖、または攻撃心を持つかもしれません。また、犬は花火に驚いた時やリスを追いかけた時などに見えないフェンスを通り抜けてしまい、その後戻ろうとしても、見えないバリアを通り抜けることが怖くて家に帰れなくなることが知られています。
時に見えないフェンスが飼犬をある境界線の中に留めることに成功するとしても、それは所有地の中に入り込む残虐な人間や野良犬その他の動物から飼犬を守ることにはなりません。
本物のフェンスの中にいればその度に犬を褒めてやる。そういう手を抜かない訓練方法のほうが、より親切で効果的です。
PETA 目次 |
PETAについて |
アニマルライツについての妥協なき姿勢 |
1 カゴに入れられた鳥たち |
2 キャッチアンドリリースフィッシング |
3 犬のつなぎ飼い |
4 犬や子犬を檻に入れてしつける |
5 猫の爪を取る手術 |
6 電気ショックを用いた犬の訓練 |
7 安楽死 |
8 野良猫 |
9 命を奪い取る慈善活動 |
10 ノーキルシェルター |
11 外飼いの猫 |
12 いわゆるペット |
13 ピットブルの繁殖禁止 |
14 肉食動物の移住計画 |
15 「信頼できるブリーダー」など存在しない |
16 PETAの戦略 |
17 なぜアニマルライツなのか? |
18 動物園 |
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