PETAの目的は動物の苦しみを終わらせることであり、そのため我々はあらゆる機会をとらえて、人々にメッセージを届けています。我々のやり方は時に馬鹿げて見えるかもしれません。しかし、我々の意見が大勢の人々に届き、討論、論争、現状に対する問いかけ、そしてもちろん行動を引き起こすためには、必須なのです。現状は何十億という動物にとって危機的であり、我々のゴールは大衆を問題に目覚めさせることです。おかしな格好をしたり、公然と目立つふるまいをしたり、服を脱ぎ捨てることがあったとしても、そのためなのです。
実際、この煽情的な大衆報道の時代には、たいていマスコミは面白いかどうかで報道するものを選んでいます。たとえば、毛皮を推奨しているデザイナーに抗議してファッションショウの舞台でジャンプするといったにぎやかで論争を引き起こす仕掛けは、確実にニュースの見出しとなり、アニマルライツのメッセージを、国中、そしてしばしば世界中の人々に送り届けてくれます。
刺激的で論争の的になるキャンペーンは、重要なのだけれど気持ちを重くさせる事実を、知られないままにしておかないで人々に明示してくれます。そのことを、我々は経験から学びました。
PETAは最も保守的なものから最も前衛的なものまで、最も洗練されたものから最もとっぴなものまで、あらゆる嗜好に合わせて何かを提供するよう努めています。こうした取組は非常に効果的だということが証明されてきました。創立以来四半世紀、PETAは300万人の会員および支援者を持つ世界最大規模のアニマルライツ団体に成長しました。PETAは、動物のために数えきれないほどの勝利を成し遂げていますが、それは、緻密な資料とたゆまぬ法廷闘争に支えられた潜入調査と、これまで隠れていた問題を世界中のメディアが取り上げるよう仕向ける派手なデモや見世物やキャンペーン、この両者の結果なのです。
PETA 目次 |
PETAについて |
アニマルライツについての妥協なき姿勢 |
1 カゴに入れられた鳥たち |
2 キャッチアンドリリースフィッシング |
3 犬のつなぎ飼い |
4 犬や子犬を檻に入れてしつける |
5 猫の爪を取る手術 |
6 電気ショックを用いた犬の訓練 |
7 安楽死 |
8 野良猫 |
9 命を奪い取る慈善活動 |
10 ノーキルシェルター |
11 外飼いの猫 |
12 いわゆるペット |
13 ピットブルの繁殖禁止 |
14 肉食動物の移住計画 |
15 「信頼できるブリーダー」など存在しない |
16 PETAの戦略 |
17 なぜアニマルライツなのか? |
18 動物園 |
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